2018年9月26日 内視鏡検査

上部内視鏡検査(胃カメラ)と下部内視鏡検査(大腸内視鏡)の予定が入っているので、朝食・昼食はなし。

10時頃に胃カメラ。
初めて胃カメラで検査をやるので多少の不安はあった。


最初にスプレーで喉の麻酔をする。喉の消毒薬とほぼ同じ感覚だった。
すぐに検査室に移動すると何故か嗚咽が止まらない。
唾を飲み込もうとするとうまくいかないからなのか、不安からの精神的なものなのかはよくわからない。
少し呼吸が落ち着いたところで口から胃カメラを入れる。
麻酔をしているせいなのか、思っていたよりも喉の違和感は少ないが、嗚咽がなかなか止まらない。
目とつぶると筋肉が硬直して辛くなるというので、目を開けているが焦点は定まらない。
肩にも力が入っているようで、看護師が肩を撫ででくれているが体に力が入ってしまう。
よだれは飲み込まずに、ダラダラ垂れ流すということだったが、それどころではない。
自分がどんな状態なのかもよくわからず、時間がすぎるのをひたすら我慢していた。
「胃カメラは思っているほど辛くない」ということを聞いていたけど、私にとっては苦行だった。

少し経って、次は浣腸。

午後の大腸内視鏡検査に向けて大腸内を空っぽにするために浣腸をした。
ベッドが付いているトイレに移動してグリセリンを浣腸した。
10分ぐらいは我慢してと指示があったが、3分ぐらいで限界がきた。
それなりに出たけど、まだ出し足りないような気がする。
少し時間をおいてもう一回便意が来たけどなんとなくまだ残っているような感覚がある。
時間になり、検査室に向かう。
ここでの検査も麻酔を使わないらしい。ちょっと不安だが患部しか見ないとのことなので、痛みは少ないであろうと予想する。
技師がきて、肛門に麻酔を塗ると言われて安心した途端、指を入れてきた。表面だけではなくて括約筋を麻痺させるためであろう。
そして、カメラも入ってきた。
モニターで見てみると、直腸はやや茶色ががっていたけど、便はきちんと出たようだ。
患部は、1ヶ月前とはやや形が違っているように見えた。
患部の周辺の壁面にも血が滲んでいるようにもみえてやな予感がする。
患部は肛門から10センチのところと言われた。

本日、都合3回の肛門への挿入・・・何かに目覚める予感は・・・ない。




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年齢:1976年生まれ(42歳)
職業:自由業  家族:妻・子供2人
経緯:自治体の健康診断で要検査が出たので精密検査をしてみたら直腸癌が見つかった。発見から現在までの記録を淡々と書く。

健康診断→再検査→入院→腹腔鏡手術(肛門温存)→緊急開腹手術(一時的人工肛門(イレオストミー)造設)